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< おねがい >
小学校または中学校で配布されるPUCK(Power Up Campaign for Kamitonda)資料をご家族の方とお子さんとで
ご一緒に読んでいただき、そこに書かれていることを可能な限り実践してください(強制ではありません)。
資料には、「栄養のお話」(栄養面で考えていただきたいこと/実践していただきたいこと)と、
「運動のお話」(さまざまな運動・スポーツに役立つ5分程度のトレーニングとそのポイントなど)を
カンタンに掲載していますので、日々の食事に、トレーニングに、役立てていただければ幸いです。 |
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■ かみとんだパワーアップキャンペーンの概要と意義 |
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1.キャンペーンって? |
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社会変革キャンペーンとは、「ある集団(変革推進者)が他の集団(標的採用者)に、あるアイディア・態度・習慣・行動を受け入れさせ、変更させ、あるいは放棄させようとして計画的に実施する組織的な努力のこと」(P.コトラー
& E.L.ロベルト(井関利明監訳),『ソーシャル・マーケティング‐行動変革のための戦略‐』ダイヤモンド社,1995)とされており、社会(公衆衛生、安全、環境、そしてコミュニティ)に対して便益をもたらすターゲットの行動に対して影響を与えるソーシャル・マーケティングプログラムの一つです。
我が国においては、いわゆる利益追求型のマネジリアル・マーケテイングによる販売促進キャンペーンは例を挙げればきりがありませんが、こと社会変革キャンペーンとなると、その事例は極端に少ないものとなります。海外において、特に欧米諸国においては、地域住民の健康意識を高めるため、あるいは健康行動を採択する(させる)ためのキャンペーンや、健康を含めた地域活性化のための身体活動の増加、スポーツへの参加促進キャンペーン等が数多く実施され、その成果報告も多くみられています(SSF笹川スポーツ財団『スポーツ白書』,2011.;SSF笹川スポーツ財団『スポーツ白書‐スポーツが目指すべき未来‐』,2014)。その中には、ある特定の小さな地域を対象としたものもあれば全国を対象としたものもあり、また、限られた予算の中で対象者へ情報を伝達するメディアを取捨選択したものから、ありとあらゆるメディアを利用したものまで、多種多様なものが報告されています。 |
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2.かみとんだパワーアップキャンペーンの意義と挑戦 |
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これまで、このような地域介入を必要とするキャンペーン、研究、事業では、地域の選定の難しさ(地域の規模、地理的特性、日常的な地域住民の移動の有無等)、地域の理解・賛同(実施群・非実施群を分けること等)、自治体との関係などの問題から、我が国では実現が困難でありました。このキャンペーンでは、上富田町と上富田町教育委員会のご協力をいただき、キャンペーンをスタートさせるところまでやってきました。このことにより、我が国ではこれまでにほとんど例を見ない、地域を対象とした社会変革キャンペーン「かみとんだパワーアップキャンペーン」が誕生し、それと同時に、地域介入の実践事例・実践研究ともなり、学術的にも社会的にも新たな情報と知見を、ここ和歌山・上富田町から発信できるものと考えられます。さらに、地域や地域住民におけるインパクトについても、これまでの情報の蓄積が無いことから、今後の基礎資料としても貢献できることが予想されます。 |
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3.かみとんだパワーアップキャンペーンの目的 |
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上富田町の小学生・中学生の身体づくりと体力づくりを目的とし、約半年間の教育・啓発キャンペーンを展開し、その効果や成果を測定します。 |
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本件に関するお問い合わせ |
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研究代表者:
彦次 佳 (和歌山大学 教育学部 准教授) |
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